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●「市民活動支援センター訪問記(岐阜市 市民活動交流センター)」

☆支援センター訪問記

今回ご紹介するのは「岐阜市 市民活動交流センター」です。(2月7日訪問)

こちらは平成27年7月1日に岐阜大学病院跡地に建てられたみんなの森 ぎふメディアコスモスに設けられ、8年を迎えた施設です。岐阜市市民協働推進部市民活動交流センターの公営の支援施設です。

ご案内いただいたのは、市民活動支援係長の鷲野様と支援係の山田様でした。

センターは伊東豊雄設計の岐阜市図書館と併設されており、令和3年完成の岐阜市市役所とも隣接しており、複合公共施設として集客利便性は抜群です。

 職員スタッフは市職員2名とパートスタッフ8名で運営しておられます。

 また、印刷機、コピー機、大判印刷、裁断機、ラミネーター、紙折り機、丁合機、電動パンチ等が使用できます。

 利用は団体登録制になっており、登録団体は・団体紹介(館内モニター、HP,チラシでの紹介、施設使用料の減免、輪転機は1団体につき1カ月2000枚かつ10製版まで無料の嬉しいメリットがあります。登録団体は現在283団体です。

 登録団体の交流の活性化、効率化を促進するための情報のデジタル化を積極的に促進しておられます。

岐阜市市民活動交流センターの特色

 岐阜市では平成16年3月に総合計画「ぎふ躍動プラン・21」を策定し、”市民と行政の協働“市政の重要な柱の一つに位置付けました。さらに〝協働のまちづくり”を共に進めるため「岐阜市協働のまちづくり指針」を策定しました。これまでの「行政主導型」から「協働型」へ変えていくことを求められています。さらに市民活動のステージを「地域型コミュニティ」と「目的型コミュニティ」と分類し、市民と行政の協働を図ろうとしています。その具体策として「市民活動支援事業」に毎回20数団体が採択され、支援の下活動しています。さらに、毎年8月には、NPOと行政の協働提案事業のマッチングを図る「呼びかけの場」を設置し、「協議の場」を設けていることは、手間が掛かることではあるがその姿勢は素晴らしいものです。

 また、「クラウドファンディング型ふるさと納税を活用したNPO法人等応援事業」は寄附者が事業を指定して寄附できる「クラウドファンディング型ふるさと納税」制度を活用し、全国の方々からNPO法人等の事業に対して寄附を募り、集まった寄附金を岐阜市からNPO法人等の交付し事業を実施してもらう制度を採っています。昨年度60百万円ほど集まり、地域課題解決に取り組む6団体を応援したとのことでした。

 行政が運営しつつも、積極的に団体育成に努めておられる姿勢に好感を覚えました。できれば市民活動の活動の場、例えば20~30人収容の会議室、踊りや音楽の練習室が設置できればと思われました。

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